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河津桜

濃いピンクが鮮やかな「河津桜」

濃いピンクが鮮やかな「河津桜

まだまだ寒さが続く2月。……ですが、ひと足早く春を感じられる場所があるのです。
そこは静岡県伊豆半島の南エリアに位置する「河津」。ソメイヨシノに先立ち、2月のうちから開花を始める河津桜が有名です。
南伊豆は温暖な気候のため、早い時期から春の自然を楽しむことができる人気の観光地です。
河津桜は全国的にメジャーなスポットとなりましたが、河津を訪れるならば桜以外の南伊豆注目のスポットにも足を伸ばしたいところ。
今回はこれから旬を迎える河津桜とともに訪れたい、南伊豆の人気スポットを紹介します。
 

 

桜坂

桜坂

 

ひと足早い春の訪れ「河津桜

河津の地名が全国的に広がったのは、やはり「河津桜」のおかげでしょう。
2月10日から3月10日まで「河津桜まつり」が開催され、例年200万人近い観光客が訪れます。河津桜は毎年2月上旬から3月上旬くらいまで、約1カ月間という長い期間楽しむことができるのが魅力です。花びらが大きく、ピンク色なのでとても鮮やかで、ソメイヨシノとはまた違う美しさを感じることができるでしょう。

昼の河津桜がきれいなのはもちろんのことですが、夜の河津桜も見逃せません。
ライトアップも行われる河津桜。ぜひ、昼と夜ふたつの顔を見比べるのもよいでしょう。
少し足をのばし、南伊豆を訪れると
 
「みなみの桜と菜の花まつり」も開催されています。ピンクと黄色のコントラストが楽しめるこちらも注目です。

■所在地:静岡県河津町 河津町
■問合せ先:河津町観光協会(0558-32-0290)、河津桜開花情報テレホンサービス 0558-34-1560 (1月~3月)
■交通:伊豆急行河津駅」からすぐ
 
 

稲取に江戸時代から続く風習「雛のつるし飾り」

 
かわいらしい飾りがたくさん「雛のつるし飾り」

かわいらしい飾りがたくさん「雛のつるし飾り」

河津から車で10分ほどの場所に位置するのが稲取温泉。
こちらで河津桜とほぼ同じ時期に行われているのが「雛のつるし飾りまつり」で、1月20日から3月31日まで開催されています。雛のつるし飾りとは、江戸時代から伝わる歴史ある風習です。
江戸時代には、お雛様を飾ることができない貧しい家庭がたくさんありましたが、それでも娘の初節句を祝いたいというお母さんやおばあちゃんが手づくりでつくったのがつるし飾りのルーツです。

つるし飾りには着物の端切れや七五三のときに着た着物などを再利用してつくられていました。もちろん、全部手縫いです。しかも、その形も様々で鯛や羽子板などすべてが縁起物なのです。稲取文化公園雛の館では、つるし飾りの製作体験をすることができるので、こちらもおすすめです。

■所在地:静岡県東伊豆町 稲取温泉(雛の館展示会場 ほか)
■問合せ先:稲取温泉旅館協同組合(0557-95-2901)
■交通:伊豆急行伊豆稲取駅」から徒歩15分
 
 
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南伊豆屈指のパワースポット「河津七滝

 「踊り子と私」のブロンズ像が印象的な「初景滝」

「踊り子と私」のブロンズ像が印象的な「初景滝」

再び河津に場所を戻します。
河津桜に次ぐ河津の名所といっていいのが「河津七滝」。「かわづななだる」と読みますが、「たき」を「たる」と読むのは平安時代から続く貴重な読み方としてここに残されています。約1.5kmの間に7つの滝が点在していて、その総称が河津七滝になります。

釜滝、えび滝、蛇滝、初景滝、かに滝、出合滝、大滝の7つからなる河津七滝(大滝の観賞は有料です)。
中でも注目な滝は「初景滝」。初景滝には、文豪・川端康成の代表作『伊豆の踊り子』のブロンズ像があります。
伊豆の温泉街は古くから数多くの文豪が集った街。川端康成もそのひとりで、『伊豆の踊り子』はそのタイトルどおり、伊豆が舞台になった名作です。
伊豆の自然と歴史を感じることができる、河津七滝。南伊豆屈指のパワースポットと呼ばれるのも納得ですね。

■所在地:静岡県賀茂郡河津町七滝温泉
■問合せ先:河津七滝観光協会(0558-32-0290)
■交通:伊豆急行河津駅」から車で約20分

―― 一年を通して温暖な気候が続く南伊豆。この時期注目を集める河津桜はもちろんのこと、少し足をのばして南伊豆の魅力を存分に味わってみるのもよいですね。
自然、温泉、歴史……日本の美しさが詰まっているともいえる南伊豆はこの時期にぜひ行っておきたい観光スポットですね。