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もぐもぐ探訪 さんま

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ようやく残暑が収まり、秋の気配が感じられるように。そして秋の味覚「さんま」が美味しくなる季節。「さんま」と言えば、「さんまは目黒に限る」のオチでおなじみの落語「目黒のさんま」が知られています。今回は秋の味覚の王道「さんま」の秘密に迫ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋の気候

9月に入っても異例の暑さが続いた日本列島。ただ、セミの鳴き声もおさまり、少しずつ秋の気配も感じられるようになりました。9月になると、日中はまだ暑くても、朝晩は少しずつ気温が下がってきます。平均気温は、東京ですと9月の初めは25.6度ですが、9月の末になると20.1度と、5度くらい低くなります。半袖だけではひんやりと感じられ、羽織るものが必要になってきますが、暑くもなく寒くもなく、「芸術の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」などという言葉があるように、何をするにもちょうど良い季節です。
 
 
 
 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「食欲の秋」 秋の味覚の王道「さんま」

 

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そして秋といえば「食欲の秋」。さつまいも、きのこなど「秋の味覚」がおいしい季節ですが、なんといっても秋の味覚の王道は、いつの時代も「さんま」ではないでしょうか。

「さんま」は漢字で「秋刀魚」と書きますが、その漢字のごとく、刀に似た細長い魚で、体長は30センチほどになります。「さんま」は千島沖でたっぷりと栄養をとり、夏から秋にかけて海水温が下がるにつれて、南下を始めます。8月末に北海道の東、9月には三陸沖、10月には関東の東、房総沖まで達します。一番脂がのっているのは釧路沖の「さんま」で、南へ来るほどさっぱりとした味になっていきます。

「さんま」は栄養も豊富!良質なタンパク質、貧血防止に効果のある鉄分やビタミンA、カルシウムとその吸収を助けるビタミンDも多く含んでいます。また血液をサラサラにする働きがあるEAPと脳細胞の活性化に効果があるといわれるDHAも含まれていて、まさに老若男女に効果的な秋を代表する万能の食材と言えます。