“実りの秋”にキノコ狩りへ出かける人は多いのではないでしょうか。良い香りがするキノコや出汁が良く出るキノコって本当に美味しいですよね。でも待ってください。野生のキノコを採集する場合は毒を持つキノコを判別する必要があります。今回はキノコ狩りの際に知っておきたい代表的な毒キノコを5つ紹介します。なお、野生のキノコを採集した際は、必ず専門家に確認してください。
1.ツキヨタケ(キシメジ科ツキヨタケ属)
2.カキシメジ(キシメジ科キシメジ属)
3.クサウラベニタケ(イッポンシメジ科イッポンシメジ属)
希少性が高く高級品とされるホンシメジや、軒下などで見られるハタケシメジと似ているため間違えてしまう人が多いようです。誤って食べてしまうと嘔吐や下痢、腹痛などの症状が現れます。また、発汗などの中毒症状も現れ、悪化した場合は死亡する例も報告されています。
4.スギヒラタケ(キシメジ科スギヒラタケ属)
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5.ニセクロハツ(ベニタケ科ベニタケ属)
夏から秋にかけてツブラジイ(ブナ科シイ属)などの常緑広葉樹がある地上に発生する「ニセクロハツ」。灰色から黒褐色をしており、名前の通り古くは可食とされていたクロハツによく似ています。ただし、クロハツも現在では有毒種として紹介されていることもあるのでどちらも食べてはいけません。ニセクロハツを食べてしまうと、嘔吐や下痢などの症状が現れ、全身筋肉痛や呼吸困難が起こります。致死率が非常に高い毒キノコとしても有名です。
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知っておくべき毒キノコ5選いかがでしたか?今回紹介したもの以外にも、毒キノコは無数に存在します。キノコは管理された観光農園で採取するか、野山で採取する場合は必ず専門家付き添いの下で行ってください。また、以下の4つのポイントについても頭に入れておくと良いでしょう。
・虫が食べてるからといって人間が食べられるわけではない
・香りが良いからといって食べられるわけではない
・毒キノコでも加熱や塩漬けをしたら食べられるというのは間違い
・カラフルなキノコは毒、地味なキノコには毒は無いという通説は間違い
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