皆さま衣替えはもうお済みでしょうか?「まだ暑い日もありそうだから」とのんびりかまえていると、着る服に困ってしまいかねません。お住まいの地域の最低気温が18℃を下回りはじめたら、秋の衣替えを始めましょう。秋の衣替えのタイミングと、上手な収納のポイントをご紹介します。
秋の衣替えに適したタイミング
■湿度も参考にしよう
最低気温が18℃を下回るようになった頃が衣替えのタイミングと説明しましたが、湿度の高さによっては蒸し暑さを感じることもあります。たとえば最高気温26℃、最低気温18℃は一見涼しそうに思えますが、湿度が85%を超えると多くの人が蒸し暑さを感じる状態になります。とくに秋は、台風や秋雨前線の影響を受けて長雨になることもあります。秋の衣替えのタイミングを計るときは、気温と合わせて湿度もチェックするとよいでしょう。
秋の衣替えに活用したい上手な収納術のコツ
秋の衣替えをスムーズに行うには、収納のコツをつかんで効率よく作業するのがポイントです。大切な衣類が傷んでしまわないよう、注意点を押さえて作業に取りかかりましょう。秋の衣替えに活用したい上手な収納術のコツを6つご紹介します。
■1. 湿度が低い晴れた日に行う
雨が降っている日に衣替えをすると、衣類が湿気を含んでしまい、タンスや収納ケースの中でカビが発生しやすくなります。秋の衣替えをするときは、なるべく湿度が低い、晴れた日を狙って作業するようにしましょう。
■2. 体温調節に使えるアイテムは残しておく
衣替えは、まだ秋が本格的に深まっていない時期に始めるので、日によってはまだ暑さを感じることもあります。暑い日のコーディネートに困らないよう、はじめは真夏に着る服から優先的に収納し、インナーとして着用できるTシャツやカットソーなどは秋が深まる時期まで残しておいた方がよいでしょう。
■3. 服を要・不要で仕分ける
衣替えは、必要な服といらない服を仕分けるよい機会でもあります。収納の手間を省くためにも、シーズン中に一度も着ることがなかった服は、思い切って処分してしまうのがおすすめです。日焼けや色あせ、ほつれ、汗染みなどが目立つ服を優先的に処分するとよいでしょう。
■4. ていねいにふんわり収納する
衣類はできるだけアイロンをかけ、一枚一枚丁寧に畳んでから、ふんわりと重ねて収納します。ぐちゃぐちゃのまま押し込んだり、衣類を押し込むようにぎゅうぎゅう詰めにしたりすると、しわや型崩れの原因となりますので要注意です。
■5. 中身が一目でわかるように収納する
効率よく衣替えするために、外側から見て何がどこに収納されているのかわかるよう、透明な衣装ケースを使用するのがおすすめです。タンスを利用する場合は、引き出しを開けたときに一目で収納物を把握できるようにレイアウトしましょう。また、衣類を寝かせて上に重ねていく方法だと、2枚目以降の衣類が見えなくなってしまいます。一つひとつ立てて収納する方法がおすすめです。
■6. 防虫剤・除湿剤を使用する
衣類は長期間保管していると虫に食われたり、カビが発生したりするので、収納ケースやタンスには防虫剤や除湿剤を忍ばせておきましょう。防虫剤と除湿剤は基本的に併用可能ですが、使用している薬剤によっては他商品との併用に注意しなければならないものもあります。使用する前に、取扱説明書をよく確認しましょう。
秋の衣替えは気温・気候に合わせて適切なタイミングで行おう
秋の衣替えは、最低気温が低くなってきた時期を見計らって行うのがポイントです。ただ、湿度が高い時期は蒸し暑さを感じやすく、秋物の衣類にチェンジすると着る物に困る可能性があります。収納する衣類も湿気の影響を受けてカビが発生しやすくなりますので、湿度が低く、からっと晴れた日を狙って衣替えを行ってください。衣替えを行った直後は、気温によってコーディネートに困ることもあります。夏物のTシャツに秋物のカーディガンを合わせるなど、上手に組み合わせれば、季節の変わり目でも快適に過ごすことができるでしょう。
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