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Utsuke Bron

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コート探訪

 

秋が深まってくると、日中でも気温が下がりやすくなり、肌寒さを感じる日が増えてきます。トップスだけで寒さをしのげなくなってきたらコートの出番ですが、季節の変わり目は衣類の調整が難しく、どのタイミングでコートを着れば良いのか判断できないと悩んでいる方も多いでしょう。

 

 


そこで今回は、コートを着るタイミングや、季節ごとに適したコートの種類、オフシーズンのコートの保管方法について解説します。

 

 

 

 

 

 

 

 

コートを着るのは気温15~18℃が目安

 

 

体感温度は人によって異なるので、コートを必要とするタイミングにも個人差があります。
ただ、気象庁が日本アパレル・ファッション産業協会の協力を得て実施した委託調査の結果によると、最低気温が15℃を下回り始めると、レディースコートの販売数の伸びが大きくなるという結果が報告されています。[注1]

南北に長い日本では地域によって気温差がありますが、気象庁の過去の気象データをもとにすると、主要地で日最低気温の平年値が15℃を下回る時期は以下のようになっています。[注2]

【エリア|15℃を下回る時期】
札幌|9月中旬(14.9℃)
仙台|10月上旬(14.2℃)
東京|10月下旬(12.8℃)
大阪|10月下旬(14.0℃)
福岡|10月下旬(14.1℃)
那覇|1月下旬(14.5℃)

北海道と東北は9月中旬から10月上旬頃、関東から九州は10月下旬頃がコートを着始めるタイミングの目安と言えるでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

季節によって適したコートは異なる

 

 

コートを着始めるタイミングは15℃~18℃くらいが目安と説明しましたが、これはあくまで薄手のコートの話です。季節が進んで冬になったら、さらに寒さが厳しくなってきますので、着用するコートの種類も切り替える必要があります。

ここではコートが必要な秋・冬・春ごとに、おすすめのコートの種類を紹介します。

■秋に適したコート
日最低気温が15℃前後になる秋は、朝晩の寒暖差は大きいものの、厚手のコートを着るにはまだ早い時期といえます。そのため、さっと羽織れるトレンチコートやコーディガン、ステンカラーコートなど、薄手のアウターを選ぶのがおすすめです。

トレンチコートは男性・女性ともに人気の高い定番コートで、普段使いにはもちろん、通勤にも活用できる万能アイテムです。ライナー付きのものを選べば、その日の気温に合わせて厚みを調整できるので、より長い期間着用できます。

コートとカーディガンの特徴を併せ持ったコーディガンは、カーディガン一枚では寒いけれど、コートでは暑すぎるという中途半端な気温の時に重宝するアイテムです。

コートよりも着脱しやすく、かつシンプルで合わせやすいデザインのものが多いため、2015年秋冬シーズンから人気を集めています。ボタンが隠れる比翼仕立てのステンカラーコートは、襟を開いても閉じても着用できるデザインのコートです。

気温が高いときは前を開け、寒い時は閉じるなど、状況に応じて着こなしを変えることができるので、体温調節しやすいところが利点です。

■冬に適したコート
冬は、初冬と真冬で適したコートの種類が異なります。初冬は膝丈まであるチェスターコートや、ウール地と細身のデザインが特徴的なPコートなどが適しています。

Pコートはお尻が隠れるくらいのショート丈が主流なので、下半身をスッキリ見せたいときにおすすめです。また、裏地付きで厚手のものであれば、カジュアルなモッズコートを愛用している方も多いようです。

一方、真冬の時期は丈の長いダッフルコートやダウンコートをしっかり着込み、防寒対策するのがベストです。特にダウンコートは軽量で、長時間着用していても疲れにくいことから、屋外で長く過ごす場合に重宝します。

■春に適したコート
冬が過ぎ、春の暖かな日差しを感じられるようになったら、薄手のスプリングコートに切り替えましょう。秋に着用したトレンチコートやチェスターコートのほか、肩掛けもできるノーカラーコートなどが人気です。

秋コートと春コートを兼用する場合は、ベージュやアイボリーなど、どちらの季節にも適した色合いを選ぶのがポイントです。

 

 

 

 

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オフシーズンのコートの保管方法