三月は「弥生」とも称され草木に命がやどり始め活き活きとしてくる時季です。草は萌え、木は芽吹き、鳥の鳴き声は高くなり、春の到来を五感で感じられるようになってまいります。二十四節気は五日に「啓蟄」を迎え大地から春がきざせば、桃の花も咲き始めます。菜の花の黄色もまた桃のピンクと共に春の明るさをもたらします。寒さに縮こまっていた身体も少しずつ伸びやかになりそうです。三月の歳時記をめくりましょう。
春が息づき始める「啓蟄(けいちつ)」
菜の花と蜂
「啓蟄」は現代人の私たちにとっては気にすることなく過ぎていく節気となっているようです。虫や小動物が身近にいた時代とは大きく生活も変わっていますが、歩きながら道路に沿って植わっている木々などをよく見ると、地中から這い出してきたような小さな虫を見つけることがあります。
≪啓蟄のいとし児ひとりよちよちと≫ 飯田蛇笏
歩き始めた幼いわが子のようすに、這い出してきた虫を重ねて眺める俳人の目のつけどころにはクスっとしてしまいます。「啓蟄」が持つのは伸びゆくエネルギーです。
木々もそれぞれに時節を迎えています。道行けば枯れ枝に萌す赤味がかった芽を見つけたり、漂ってくる沈丁花の香りにハッとすることもあるでしょう。桃の花がほころんでくる頃です。
桃の節句の頃、仲良く天頂に並ぶのは「ふたご座」です
見つけ方は簡単です。南の空に大きな三角が見えませんか? オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンが作る冬の大三角です。これを上に向かってたどってください。明るく二つ並んでいる星がふたご座のカストルとポルックスです。少し明るい方が弟のポルックスで1等星、兄のカストルは2等星でそれぞれ二人の頭の星となっています。
ギリシア神話では大神ゼウスとスパルタの王妃レダの間に双子として生まれたとされています。兄のカストルは母である人間の血を引き継ぎ人間の身体を持ちました。神である父の血を引き継いだ弟のポルックスは、神の子となり不死身の身体を持つことになりました。
二人はたいへん仲良く成長し逞しい戦士となったのです。ある戦いの時カストルは槍で突かれて息を引き取ってしまいます。大切な兄を亡くした弟ポルックスの悲しみは深く、父ゼウスに自分の命を兄のカストルに分けて欲しいと願ったそうです。ゼウスはポルックスの願いを聞き届け、亡くなったカストルと共に二人を天に上げて星にしたと言われています。
二人は今でも夜空で仲良く暮らしている、というわけです。星占いなどで双子座生まれの人の性格について二面性が言われたりします。もしかしたら神様と人間の二つを合わせて持っているからかもしれません。
春が深まるにしたがって冬の星座たちは西へと移動していきます。
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XLM(ステラルーメン)とは
ステラルーメン(XLM)とは、グローバルな送金や決済を目的として開発されたブロックチェーン「Stellar」上で使用されている、暗号資産(仮想通貨)です。通貨単位は、XLMと表記されます。
ステラルーメン(XLM)は、リップル(XRP)の元開発者であるJed McCaleb氏を中心に立ち上げられたステラ開発財団(Stellar Development Foundation)が管理・運営しています。リップル(XRP)と同様に、法定通貨と暗号資産(仮想通貨)のブリッジ通貨としてスピーディーな送金や決済が可能です。 また、SCP(Stellar Consensus Protocol)と呼ばれている独自のアルゴリズムを導入しており、短時間で安定したトランザクション処理を行うことが出来ます。