夏場は足元が蒸れやすいので、涼しいサンダルやミュールを愛用している方は多いでしょう。
ただ、サンダルは自分に合ったサイズのものを正しく履かないと、靴ずれなどのトラブルを引き起こす原因となります。長く快適にサンダルを履けるよう、サンダルの正しい履き方やサイズの選び方をあらためてチェックしておきましょう。
今回は、サンダルの正しい履き方を種類ごとにご紹介すると共に、サンダルのサイズの選び方や、サンダルを履く時期について解説します。
サンダルの正しい履き方とは
サンダルの正しい履き方を、主なサンダルの種類ごとにご紹介します。
■コンフォートサンダル
コンフォートサンダルとは、その名の通り「快適性(comfort)」を重視したサンダルのことです。甲の部分に太めのベルトがデザインされたものが多く、サンダルの中でも特にフィット感に長けているところが特徴です。
靴擦れも起こりにくいのが利点ですが、ベルト部分と足の甲の幅が合っていないと擦れて痛くなるので、きつすぎず、緩すぎないものを履くことが大切です。また、コンフォートサンダルを履くときはベルトを調整し、足にぴったりフィットさせることを意識しましょう。
■ビーチサンダル
鼻緒の部分が細めにデザインされたビーチサンダルは、海やプールなどのアウトドアレジャーに適したサンダルのひとつです。ベルトを留める必要がないので楽に着脱できますが、細い鼻緒が足指の間に食い込みやすく、長時間履いていると足が痛くなるおそれがあります。
自分のサイズにぴったり合ったものを選ぶのはもちろん、ビーチサンダルを履いて歩くときは、なるべく上から真っ直ぐ足をおろし、鼻緒が足指の間に食い込まないよう注意しましょう。
■ミュール
ミュールとは、つま先が隠れていて、ヒールが高く、かかとにベルトなどの留め具がついているサンダルのことです。細身のシルエットはいかにも女性らしい印象を与えますが、サイズの合わないものを着用するとかかとが浮きやすく、不自然な見た目になってしまいます。
ミュールは一般的な靴よりも少しかかとが出るくらいがおしゃれですので、試し履きするときは足とかかと部分にすき間がないかどうか確認しましょう。ミュールもコンフォートサンダル同様、ベルトや紐を調節できるときは足の形にぴったり合わせることを意識するのがポイントです。
自分に合ったサンダルのサイズの選び方
サンダルは一般的に素足に履くものなので、サイズの合わないものを選ぶと靴擦れが起こりやすくなります。
自分に合ったサンダルを手に入れるために、正しいサイズの選び方を押さえておきましょう。
■1. つま先は5mmほどゆとりを持たせる
コンフォートサンダルやビーチサンダルなど、つま先部分があいているサンダルを選ぶときは、つま先に5mm程度のゆとりがあるかどうかを基準にサイズを選びましょう。つま先がサンダルよりも前に出ていると、地面や階段などに引っかけてケガをしてしまう可能性があるので要注意です。
■2. かかとは2~3mmオーバーがベスト
ゆとりを持たせるつま先部分とは異なり、かかとは2~3mmほど出るサイズがベストです。かかとにゆとりを持たせると、足を浮かせたときにかかとがカパカパと外れてしまい、歩きにくくなるためです。
特にミュールはかかと部分にベルトなどの留め具があるぶん、余計なすき間ができるとベルトがすれて靴擦れの原因となることがあります。
■3. サンダルの種類ごとに選び方を変える
つま先部分や足の甲がしっかり覆われているサンダルを履く場合は、やや大きめのものを選ぶと圧迫感を感じにくくなります。一方、細めのデザインのサンダルを履く場合は、やや小さめのサイズを選ぶと、足のシルエットをきれいに見せることができます。
サンダルはいつからいつまで履ける?
以上がサンダルを履く基本的なタイミングです。ただ、ファッションは先取りした方がおしゃれに見られます。冷えが気にならなければ、天気や気温次第で早めにビーチサンダルやミュールを履いてもよいでしょう。