暖かくて着回しやすいニットは冬の定番アイテムですが、ニットを着る回数が多いと、ファッションがマンネリ気味になってしまうかもしれません。冬に活躍するトップスはニット以外にも複数ありますので、いろいろなトップスを採り入れて冬のおしゃれを楽しみましょう。
今回は、冬に活躍するニット以外のおすすめトップスと、着こなしのポイントをご紹介します。
冬に活躍するニット以外のトップス3選
ニットコーデに飽きてきたら、それ以外のトップスをファッションに採り入れてみましょう。
ここでは、冬に活躍するニット以外のおすすめトップスを3つご紹介します。
■1.トレーナー
綿を平編みにしたスウェット生地で作られたシャツのことです。編み目の細かい表面はなめらかですが、裏地はループ状の繊維が並ぶパイル地になっているところが特徴です。パイル地は暖かい空気をたくさん抱え込む性質を持っているため、体温を逃しにくく、保温性をキープできます。裏地の繊維が一つひとつ毛羽立った「裏起毛」タイプのトレーナーなら、さらに保温性が高く、陽が出ている日中なら冬場でも一枚で過ごせるでしょう。デザインやカラーバリエーションも豊富なので、ボトムスやアウターに合わせやすく、男女関係なく人気を誇っています。
■2.パーカー
トレーナーと同じく、スウェット生地で作られることが多いパーカーは、カジュアルファッションの定番アイテムです。トレーナーとの違いはフードが付いているところで、首回りにボリュームが出ることから小顔効果を期待できます。厚手のパーカーならフードで首の後ろをカバーできるので、風対策や冷え対策にも役立ちます。カジュアル色が強いので、一緒に合わせるアイテムによっては子どもっぽくなってしまうこともありますが、逆にきれいめアイテムと合わせれば大人カジュアルな装いを演出できるでしょう。
■3.カーディガン
さっと羽織れるカーディガンは、素材やデザインによって通年着られるオールマイティなトップスです。ライトアウターの定番でもありますが、シャツやカットソーの上から厚手のカーディガンを羽織れば、しっかり防寒できます。腰丈のショートカーディガンだけでなく、膝下まであるロングカーディガンもそろえれば、コーディネートの幅が広がるでしょう。
ニットが冬の定番になっている理由やメリット・デメリット
冬に活躍するトップスはいろいろあるのに、「冬といえばニット!」といわれるほど定番化しているのには、それなりの理由があります。まず、ニットは1本の糸でループを作りながら編まれているため、暖かい空気を取り込みやすく、一枚でもしっかり防寒できます。
また、ニットに使われる糸にはさまざまな種類がありますが、代表的なウールやカシミヤ、アンゴラ、アクリルといった糸は、繊維が絡み合っている・毛足が長いといった特徴があるため、より暖かい空気を抱え込みやすいところが特徴です。さらに、ニットの編み方のバリエーションは非常に豊富なので、好みやファッションに合わせて選びやすいのも大きな魅力のひとつでしょう。
一方で、ニットは吸水・吸湿性が低く、雨や雪、汗などを含むとずっしり重くなってしまうことがあります。また、毛足の長いニットほど毛玉ができやすく、こまめなお手入れが必要です。特にカシミヤなどデリケートな素材を使ったニットは生地が傷みやすいため、洗濯するときは基本的に手洗いしなければなりません。ニットのお手入れに手間と時間をかけたくないのなら、ニット以外のトップスも活用して上手に着回すのがおすすめです。
冬のニット以外のトップスはインナー選びが重要
汗をすぐ吸い取ってドライな状態を保ってくれる吸湿速乾タイプなら、汗冷えの心配もなく、一日中快適に過ごすことができるでしょう。カーディガンを着用する場合は、防寒インナーの上に、さらにシャツやカットソー、ブラウスなどを重ねるのが基本ですが、着ぶくれしないよう、なるべくシルエットがスマートなものを選ぶのがポイントです。
冬のトップスはニットだけじゃない!スウェットやカーディガンも活用しよう
冬のトップスといえばニットをイメージしがちですが、スウェット生地で作られたトレーナーやパーカー、レイヤードスタイルの基本であるカーディガンなども冬に活躍するトップスのひとつです。ニットも活用しつつ、スウェットやカーディガンなども上手に採り入れれば、冬のおしゃれの幅がぐっと広がりますので、これまでニット一辺倒だった方は、この機会に他のトップスを使った着こなしにもチャレンジしてみましょう。
『Tonight somewhere in the bar』Utsuke Bron|https://t.co/BPRMr70J4y
— 池田 薫 (@4YJO0BnZJ3ugTPV) 2020年11月11日