虹色に見える彩雲
空に浮かぶ雲が鮮やかな色をしていたら、それは「彩雲」です。見られると良いことが起こる前ぶれとも言われています。今回は彩雲はどうやってできるのか、どういった気象条件の時に見ることができるのか、なぜ良いことの前ぶれと言われるのか、お伝えします。
彩雲とは?どうやってできる?
空に浮かぶ雲というと、白や灰色などの色を想像しますが、時々、赤や緑、虹色などさまざまな色がついた雲が現れることがあります。虹色のように複数の色の時もあれば、1色や2色の場合もあります。これが彩雲(さいうん)と呼ばれるものです。
太陽や月の光が、大気中の細かい水滴や氷などに当たって、反射したり曲げられたりすることによって見られる現象をまとめて「大気光象」とよびます。
雲は水の粒や氷の粒からできていますが、その中でも「彩雲」は、太陽の光が小さな水の粒を回り込んで進む(回折)ことで発生します。波長が長い赤い光は波長の短い青い光より大きな角度で雲の粒を回り込むため、光の色によって進行方向が変わり、色が分かれて見えるようになります。また、光の回り込み方は雲の粒の大きさにより異なるため、雲の粒の大きさによって雲の色が違って見えます。
太陽や月の光が、大気中の細かい水滴や氷などに当たって、反射したり曲げられたりすることによって見られる現象をまとめて「大気光象」とよびます。
雲は水の粒や氷の粒からできていますが、その中でも「彩雲」は、太陽の光が小さな水の粒を回り込んで進む(回折)ことで発生します。波長が長い赤い光は波長の短い青い光より大きな角度で雲の粒を回り込むため、光の色によって進行方向が変わり、色が分かれて見えるようになります。また、光の回り込み方は雲の粒の大きさにより異なるため、雲の粒の大きさによって雲の色が違って見えます。
どういった条件の時に見られる?
モコモコした積雲 綿雲とも呼ばれます
彩雲は季節や場所に関係なく条件が揃えば出現します。虹は雨上がりに、太陽とは反対側に見られますが、彩雲は太陽の近くで見られることが多いです。
彩雲として見られる雲は、太陽に近い所に浮かぶ上層雲や中層雲 です。上層雲には、うろこ雲などと呼ばれる巻積雲などがあり、上空高度5000mから13000mに浮かび、氷の結晶からできています。中層雲には、ひつじ雲やいわし雲などの高積雲があり、高度2000mから7000mで巻積雲よりも大きく、白や灰色の雲です。そして晴れた日に発生しやすい、モコモコとした綿のような形の積雲があります。こういった雲のふちのあたりは雲の粒の大きさが小さく、きれいに色づいていることが多くなります。 太陽の近くにこういった雲があるときは、ぜひ探してみると発見できるかもしれません。
ただし、彩雲を探すために空を見上げる際には、注意点があります。彩雲は太陽の近くに見られることが多いですが、太陽を直接見てはいけないということです。太陽を直接見ると目を傷めてしまいますので、サングラスをかけたり、建物や手で太陽を隠したりして観察しましょう。
彩雲として見られる雲は、太陽に近い所に浮かぶ上層雲や中層雲 です。上層雲には、うろこ雲などと呼ばれる巻積雲などがあり、上空高度5000mから13000mに浮かび、氷の結晶からできています。中層雲には、ひつじ雲やいわし雲などの高積雲があり、高度2000mから7000mで巻積雲よりも大きく、白や灰色の雲です。そして晴れた日に発生しやすい、モコモコとした綿のような形の積雲があります。こういった雲のふちのあたりは雲の粒の大きさが小さく、きれいに色づいていることが多くなります。 太陽の近くにこういった雲があるときは、ぜひ探してみると発見できるかもしれません。
ただし、彩雲を探すために空を見上げる際には、注意点があります。彩雲は太陽の近くに見られることが多いですが、太陽を直接見てはいけないということです。太陽を直接見ると目を傷めてしまいますので、サングラスをかけたり、建物や手で太陽を隠したりして観察しましょう。
彩雲は吉兆の前触れ?
太陽の上にできる環天頂アーク
雲や空にきれいな色で見られる大気光象 には「彩雲」の他にも「環水平(かんすいへい)アーク 」や「環天頂(かんてんちょう)アーク)」やなどがあります。彩雲は水の粒にあたってできるものですが、「アーク」とは「円弧」という意味で、太陽の光が氷の粒に反射、屈折して出現します。「環水平アーク」は太陽の下にでき、「環天頂アーク」は太陽の上にできて、それぞれ帯状の形をしています。一方、「彩雲」は太陽の近くにでき、形は不規則です。
彩雲を探してみよう
見つけたらいいことありそう
彩雲が幸運をもたらしてくれるかもしれないといわれると、ついつい空を見上げて探してみたくなります。太陽を直視しないなど、安全に配慮してぜひ彩雲を探してみてくださいね。
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